学生情報/小泉ふゆか

2013-11-18 (月) 13:21:45 (1401d)

学生情報

卒論タイトル

学習過程を重視したプログラミング作問学習のメタ学習ラボによる実践と評価

Abstract 問題解決には「問題発見」「問題理解」「問題解決」の3つの段階がある。しかし、従来の学校教育では、学習者による「問題発見」の機会が少ないため、目的意識の希薄化による学習意欲低下が問題視されている。これに対し、学習者自らが問題を作ることで「問題発見」を促し、学習意欲 を向上させる「作問学習」がある。公立はこだて未来大学においても、プログラミングの講義課題 に作問学習が取り入れられている。しかし、学生は、締切や成績を意識して課題設定を低くしてし まい、作問の効果が得られない。そこで、本研究では、学生主体の学習支援の場である「メタ学習 ラボ」における、プログラミング作問学習の実践と評価を行った。本研究の目的は、成績や締切を 意識せず問題発見から問題解決までのプロセスを学ぶことで、次の4点を明らかにすることであっ た。(1) プログラミング学習の意欲が向上する、(2) プログラミング学習の学習観がプロセスを重視 したものに変化する、(3) プログラミング不安が軽減する、(4) 学習全般について、プログラミング 学習程ではないが、学習意欲や学習観に正の変化がある。また、どのような発話や行為が、それら の効果をもたらすのかを検証した。実践は、「プログラミング課題づくりセッション」として、「問 題発見」「問題理解」「問題解決」のそれぞれに対応する、全3回の学習ワークショップを実施し た。実践の結果、達成感の獲得やチューターとの交流によって、プログラミング学習の意欲が向上 した。また、各プロセスを1段階ずつ踏んでいくことで、プログラミングの学習観がプロセス重視 に変化した。一方、本研究による実践だけでは、プログラミング不安の軽減と学習全般の学習意欲 向上や学習観の変化は認められなかった。

Keywords: 作問学習, プログラミング学習, 学習センター, 問題解決, 学習意欲, 学習観

調査・分析結果報告

2013年度プログラミング学習に関する質問紙調査